3メガ、ATMの共通化検討 超低金利の厳しい経営環境に対応、開発・維持コスト削減へ (2/2ページ)

 大手行はATM拠点数のほか、通帳記帳や繰り越しを自動処理する機能の高さを競い合ってきた。だがネット取引に加えてコンビニなど提携ATMの利用が増え、独自に展開しても収益拡大は望みにくくなっていた。

 3行は店舗の削減も進め、浮いた人員は事業承継や資産運用の支援など、より大きな手数料収入を得られる業務に充てる方針。

 ただ地方は都市部に比べ、現金や通帳への需要が根強い。合理化が行き過ぎれば預金者から不満の声が出かねず、慎重に検討を進める。