4K、受信も録画も再生も 三菱電機が全て内蔵テレビ

三菱電機の杉山武史社長
三菱電機の杉山武史社長【拡大】

 三菱電機は22日、高精細の「4K」放送を受信できるチューナーに加え、録画用のハードディスクとブルーレイディスクの再生機を内蔵した液晶テレビを今秋に発売すると発表した。12月の4K衛星放送開始に向け、手軽さと多機能を売りに買い替えを促す。

 画面サイズは3種類での展開を検討。一つのリモコンでテレビ操作から録画、ブルーレイ再生まで行うことができ、高齢者にも操作しやすいようにして需要の取り込みを図る。

 テレビ事業の拠点の京都製作所(京都府長岡京市)で事業説明会を開いた中嶋博樹所長は「どんな機器が必要か迷う必要なく、このテレビさえあれば4K映像を楽しめる」と強調した。4Kよりさらに高画質な「8K」放送に対応したテレビの発売は検討中としている。

 4Kや8Kの放送開始に向けては、すでに東芝ブランドのテレビを手掛ける東芝映像ソリューション(青森県三沢市)やシャープもチューナー内蔵型薄型テレビの発売を発表している。