就職面接解禁…人材確保へ競争激化 入社後の配属先確約、再チャレンジ制度導入も (2/2ページ)


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 採用活動に工夫を凝らし、学生を引きつけようとする動きも広がっている。

 タイガー魔法瓶(大阪府門真市)はインターンシップを年1回から4回に増やした。採用活動のホームページでは、社員インタビューの記事量を4倍以上に増やし、社史や事業紹介では動画を取り入れた。

 大和ハウス工業は、落ちても受け直せる「再チャレンジ制度」を前年度から開始。「営業は断られたときに始まる」との創業者の言葉から、意欲的な学生を採用する狙い。前年度は数回受験して内定に結びついた学生もいたといい、人事担当者は「人柄を見てしっかり選考できた」と話す。

 一方、低金利で収益環境が悪化している金融機関は軒並み採用を減らす方針。

 関西みらいフィナンシャルグループ(FG)は近畿大阪銀行(大阪市)に加え、関西アーバン銀行(同)、みなと銀行(神戸市)が4月に傘下入りして経営統合したが、採用数を前年度計画の400人から325人に減らす。同社は「店舗やシステムの合理化と合わせ、グループ全体の人員適正化に取り組んでいるため」と説明する。

 紀陽銀行は、今春入社と同程度の140人の採用を予定しているが、昨年春入社の200人程度からは大幅減が続く。