
インスタグラムの直接決済の画面【拡大】
スナップストアはあくまでも実験的な試みであり、期間も短かった(現時点では「新製品が近く追加予定」との表示になっている)。しかしスナップが同店舗を立ち上げたのは、商品を売るためでなく、アプリ内での直接決済を試すのが狙いだったと見られている。
モバイルアプリでの決済、アメリカではスタバが勝者
前述の2サービスとは少し形が違うが、モバイルアプリでの決済といえば、アメリカではスターバックスが圧倒的な勝者となっている。調査会社イーマケターは、アメリカ在住の14歳以上で、過去半年の間に最低1度は店頭でモバイル決済を利用した人のうち、2018年末までにスターバックスのモバイルアプリで支払いをする人は2340万人に達すると見積もっている。
これに対し、アップルの決済システムであるアップルペイは2200万人、グーグルペイは1110万人、サムスンペイは990万人と予想されている。
店頭やオンラインでの買い物を、現金やクレジットカードを財布から出すのではなく、すべてスマートフォンひとつで済ませられる時代がすぐそこまで来ている。
(岡真由美/5時から作家塾(R))
《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。