「家ドック」システムを提供 日本戸建管理、東宝ハウスと提携 (2/2ページ)

床下の点検風景。点検項目の数は約200に及ぶ
床下の点検風景。点検項目の数は約200に及ぶ【拡大】

 新築マンションの価格高騰に伴い、割安感がある中古住宅への人気が高まっているうえ、政府も中古住宅の流通に力を入れている。一方で、住まいに関する問題の相談件数は年々増加している。こうした流れを受けて東宝ハウスHDは、家ドックシステムを導入。初回の会費を同社自らが負担して、取り扱い物件のCS体制をアピールすることで他社との差別化を図り、仲介実績の上積みを目指していく方針だ。

 日本戸建管理は、建売住宅の販売を行う創建(大阪市中央区)のグループ会社。家ドックの事業体制を強化するため、池田泉州銀行(同北区)と提携し住宅ローンの利用者を対象とした各種サービスを提供するなど、地域金融機関との連携にも力を入れている。