
ノモックの無料配車サービスのイメージ広告【拡大】
未公開株に投資するリスク軽減のため、募集企業の調達額は年間1億円未満、個人の投資上限は1社50万円までと制限され、手数料ビジネスとしては小さいが、参入3社は異なるアプローチで市場育成に力を入れている。
第1号案件を手掛け、投資家の登録数、募集案件数、調達総額でトップを走る日本クラウドキャピタルの2人の代表は、システムと経営、マーケティングが専門。大浦学最高執行責任者(COO)は「スタートアップ企業の資本金は平均300万円程度で、世界を相手に満足に戦えない。1800兆円の個人金融資産を投資に結びつけたい」と、さらなる市場拡大を狙う。5月に実施された日本初の無料配車・運行会社「nommoc(ノモック)」の5000万円の資金調達は、事業内容が注目され、株式投資型CFの知名度を一気に高めた。
DANベンチャーキャピタルの出縄良人社長は公認会計士。投資性よりも企業支援を重視し、「拡大縁故募集」という位置付けで地元企業を応援する。自社研究の技術で熟成すしを提供する東京・銀座のすし店「悟中」は、店内で使える優待券や特別メニューの提供で投資家に還元する。出縄氏は「株式会社は約200万あるが、株式を発行して資本調達している企業は約1万社しかない」と、地方金融機関などを通じて募集企業を増やしていく方針。