昨年度末の地震保険保有契約3.1%増 過去最高の1825万7927件

 損害保険各社がつくる損害保険料率算出機構は21日、2017年度末の地震保険の保有契約件数が、前年度末と比べて3.1%増の1825万7927件となり、過去最高を更新したと発表した。16年の熊本地震を受け、特に九州各県での伸びが目立った。

 全都道府県で保有契約件数が増加した。増加率は佐賀県が7.2%で最も高く、熊本県が7.1%、長崎県が6.9%と続いた。九州はこれまで地震被害が少なく、地震保険に入っていない世帯も多かったが、熊本地震の後は災害への備えが進んでいる。

 一方、増加率が低い順では宮城県が1.3%、高知県が1.6%、千葉県が1.8%だった。東日本大震災で大きな被害が出た宮城や、南海トラフ巨大地震への警戒心が強い高知は既に加入している世帯が多く、新たな契約は低調だった。

 地震保険は、地震や津波による住宅の損害などに対し、保険金が支払われる。単独では契約できず、火災保険とセットで加入する必要がある。