みずほFG社長、「稼ぐ力」底上げ表明 注力分野に1兆8000億円

坂井辰史氏=東京都中央区(納冨康撮影)
坂井辰史氏=東京都中央区(納冨康撮影)【拡大】

 みずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は22日の株主総会で2018年度の事業戦略を説明し、「注力分野に1兆8000億円のリスク資産を投下する」方針を表明した。低収益分野から経営資源のシフトを進め、稼ぐ力の底上げにつなげる。

 具体的には、大企業向けを中心に出資と融資の中間に相当する「メザニン」などリスクは高いが利幅もとれる分野や、M&A(企業の合併・買収)の助言、不動産関連ビジネスなどに資金を重点配分する。一方、収益性の低い分野からは4000億円分の資金をひきあげる。

 これまでリスクをとることが少なかった領域で積極的な資金投下を進めることで、坂井社長は18年度を「反転攻勢に出る年にする」と強調した。みずほFGは人員の削減や店舗網の削減、再編などの構造改革にも着手しており、「速やかな遂行を基礎的収益力の強化につなげることが重要だ」とも語った。

 同日の株主総会では、出席者から3メガグループの他社と比べ、みずほFGの収益性や配当が低いことなどが指摘された。