トヨタ副社長、報酬10億円超 初の大台、好業績反映

トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長
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 トヨタ自動車が25日発表した2018年3月期の有価証券報告書によると、ディディエ・ルロワ副社長の役員報酬は前期比3億4300万円増の10億2600万円だった。1億円以上の報酬開示が上場企業に義務付けられた10年3月期以降、トヨタで10億円の大台を超えるのは初めて。グループ世界販売が過去最高を更新するなど、好調な業績を反映した。

 豊田章男社長は5800万円増の3億8000万円、内山田竹志会長は200万円減の1億8100万円だった。トヨタはルロワ氏の報酬について業務内容や責任の重さ、出身地域の報酬水準などを踏まえ「優秀な人材を確保する観点から総合的に判断した」と説明している。ルロワ氏はフランスの自動車大手ルノーからトヨタに転じた。報酬はトヨタ本体に加え、会長を務めるトヨタの欧州子会社分も含まれる。

 社外取締役3人を含めたトヨタ取締役12人の報酬総額は、2億3300万円増の19億1700万円だった。

 トヨタは同日、コーポレートガバナンス報告書も公表した。7月以降、豊田章一郎氏が名誉会長、張富士夫氏と池渕浩介氏が相談役を務めると明記。業務は豊田氏が「トヨタグループの方向性に関する助言」とした。張氏は「ものづくりや人材育成の助言」、池渕氏は「生産・物流分野の助言」などと記載した。