テレビで「自宅観戦」…サッカーロシアW杯 コンビニなどが家飲みに照準 (1/2ページ)

 開幕中のサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会にあわせて、テレビで試合観戦する人の需要を見込んだ商戦が盛り上がっている。多くの試合が行われるのは日本時間深夜で、小腹の空きやすい時間帯。自宅で酒を飲み、総菜を食べる人も増えるとみて、商品の充実や割引きのセールにコンビニなどが力を入れている。

 ユニー・ファミリーマートホールディングス(HD)が運営する「ファミリーマート」と「サークルK・サンクス」では、キリンとコラボした限定商品を発売。W杯にちなんだピンバッジ付きのビールの2缶セットや、日本代表選手の写真入りのパッケージを使用した炭酸飲料などを数量限定で販売している。ユニー・ファミリーマートHDによると、W杯開催中のアルコール類の売り上げは前年の同じ時期に比べて1割増、総菜類も6割増と好調という。

 セブン-イレブン・ジャパンは19~30日の午後4時~翌午前0時の限定で、ギョーザやゴーヤーチャンプルーなどトレー入りの総菜類約20品を30円引きにする。栄養ドリンクを対象とした値引きのキャンペーンは7月15日まで行う。イオンは店頭のビール類の売り場面積を広げ、夕~夜の時間帯にできたての総菜を提供している。

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