東北電社長「原発再稼働に理解得る」

 東北電力は27日、仙台市で株主総会を開き、再稼働を目指す女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)と東通原発1号機(青森県東通村)について、原田宏哉社長は「社員一人一人が地域と丁寧な対話を行うことで、当社の取り組みに理解を得られるように努めていく」と述べた。

 同社は本年度に入り、再稼働の前提となる安全対策工事の完了目標時期を、女川原発2号機が2018年度から20年度に、東通原発1号機は19年度から21年度に見直した。原田社長は「引き続き(原子力規制委員会による)適合性審査に的確に対応していくとともに、さらなる安全性向上に向けた取り組みを進める」とした。