12月の放送開始を前に「4K商戦」加熱 チューナー需要、一気に高まり (1/2ページ)

東芝映像ソリューションが発売した4Kチューナーを搭載したテレビ。12月開始の実用放送に向け、市場も新たな段階に入る=大阪市北区
東芝映像ソリューションが発売した4Kチューナーを搭載したテレビ。12月開始の実用放送に向け、市場も新たな段階に入る=大阪市北区【拡大】

 フルハイビジョンの4倍の高精細画質「4K」による実用放送が12月から、BSや一部のCS衛星放送で始まるのを前に、4K受信機(チューナー)を搭載したテレビの販売が今月から始まった。秋には4Kチューナー単体でも売り出される。地上放送は当面、現行のフルハイビジョン放送が継続されるが、平成15年の地上デジタル放送開始以来となる新しい放送規格の本格展開で、テレビ市場も新たな段階を迎える。2年後の東京五輪・パラリンピックに向けて商戦がさらに過熱しそうだ。(藤谷茂樹)

 4Kチューナー搭載テレビの第1号を売り出したのは、東芝映像ソリューション。今月に液晶テレビの2機種を発売し、7月下旬には有機EL機種も投入する。他のメーカーも秋以降の販売へ準備を進めている。

 大阪市北区の家電量販店「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」の店頭にも、4Kチューナー搭載テレビが並んだ。テレビ市場では21~23年、省エネ家電の購入を促進する「家電エコポイント制度」による特需に沸いたが、制度の終了から7年以上が経過。同店の担当者は「買い替えのタイミングが来ている」と期待を示す。

 一方、5年ほど前から本格的に販売されている4K対応テレビの多くは4Kチューナーを搭載しておらず、そのままでは今年12月以降も4K放送を見ることができない。

単体でも各社が商品投入