キリンが防犯用にカメラ内蔵の自販機を発表

「みまもり自動販売機」の商品サンプルに内蔵する防犯カメラ
「みまもり自動販売機」の商品サンプルに内蔵する防犯カメラ【拡大】

 飲料大手のキリンは3日、小型カメラを内蔵した自動販売機を開発したと発表した。警視庁からのアドバイスを受け、新たな防犯カメラとして、活用していく方針だ。

 自販機自体に防犯カメラを設置する事例はこれまでもあったが、キリンの「みまもり自動販売機」は、商品サンプルに、高性能の小型カメラを内蔵したことが特徴。高い位置に取り付けられたカメラでは帽子を目深にかぶった場合、人の表情などが確認できないが、サンプルを人の目線と同じ高さに置けば、利用者や通行人の顔を鮮明に撮影できる。

 今回、キリンの子会社で自販機運営会社であるキリンビバレッジバリューベンダーが、警視庁西新井警察署(東京都足立区)と協定を締結。年内をめどに、同署管内の通学路・公園などに30台の設置を目指す計画だ。