「名物」屋根に訪日客へ訴求 「日本ご当地タクシー協会」発足会見

琴平バスのうどんタクシー。四国八十八カ所霊場巡りを希望する客の対応時には、お遍路かさのオブジェに“変身”する=3日、東京都江東区
琴平バスのうどんタクシー。四国八十八カ所霊場巡りを希望する客の対応時には、お遍路かさのオブジェに“変身”する=3日、東京都江東区【拡大】

 観光タクシーを営む事業者で構成される「日本ご当地タクシー協会」は3日、発足会見を行った。食べ物などユニークなオブジェを屋根に載せたタクシーを走らせ、会員制交流サイト(SNS)などを通じ国内外に情報を拡散。多くの観光客を地方に呼び込み、「経済の活性化につなげる」(楠木泰二朗理事長=琴平バス社長)のが狙いだ。加盟9社でスタートし、将来的には全国47都道府県で、ご当地タクシーを運行する計画だ。

 ドライバーは、各社で独自に実施する認定試験に合格することが条件。ご当地グルメや観光スポット、地域の歴史などについて豊富な知識を備え、観光ガイドの役割を果たす。北星交通(青森県弘前市)のアップルパイタクシーでは「桜こまち」と呼ぶ10人の女性ドライバーが誕生した。

 ビーイングホールディングス(金沢市)の金澤寿司タクシーではトロが乗ったゲタを、中越交通(新潟県三条市)の燕背脂ラーメンタクシーではラーメンが入った容器をそれぞれ搭載する。琴平バス(香川県琴平町)のうどんタクシーでは、うどんの丼を載せ、四国八十八カ所霊場巡りを希望する客の対応時には、お遍路かさのオブジェを用意する。

 スイーツタクシーを運行予定の松葉タクシー(長野県軽井沢町)の松葉和彦社長は「軽井沢のホテルはおいしいスイーツを提供する。とくに外国人観光客に訴求したい」と話している。