世界席巻の中台勢が襲来 シャープ、アップルに次ぐスマホ国内2位固められるか (2/3ページ)

シャープが今夏投入する新型スマートフォンの最上位機種「アクオスR2」(右)と「アクオスセンスプラス」=東京・港区
シャープが今夏投入する新型スマートフォンの最上位機種「アクオスR2」(右)と「アクオスセンスプラス」=東京・港区【拡大】

  • シャープが今夏投入する新型スマートフォンの最上位機種「アクオスR2」=東京・港区

 シャープは昨年、通信会社によって違いがあったブランドを統一。3大キャリアと呼ばれる大手通信3社だけでなく、値段がお手頃なSIMフリーの機種も出し、「全方位戦略」(MM総研)を取った。

 シャープ通信事業本部の中野吉朗本部長代行は「ブランドの統一で認知度が向上し、商品力の強化で安心して買ってもらえる国内メーカーの商品だと理解してもらえた」と分析。スマホの生産、部品調達などでも親会社、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と連携を強めており、新製品2機種で勢いをさらに加速させたい考えだ。

 海外メーカー虎視眈々

 ただ、ガラケーと呼ばれた携帯電話から20年、国内でアップルのiPhone登場でスマホに切り替わるなかで、三菱電機、日立、東芝、NECといった国内メーカーが携帯電話事業から次々と撤退していた。

 日本市場に空白地帯が生まれているなかで、それを埋めようとねらうのは国内メーカーだけではない。シャープが4位に滑り込んだSIMフリー機種だが、そのトップは中国の華為技術(ファーウェイ)、2位は台湾のASUS(エイスース)だ。

 さらに世界シェア4位まで浮上した中国の新興メーカー、オッポが今年2月、日本進出したばかり。日本法人のオッポジャパン、マーケティング部のチャールズ・タン本部長は「日本は電子製品の聖地。日本に進出することでブランドイメージの向上にもつながる」と力を込める。

 オッポはSIMフリー機種から進出しているが、3大キャリアを通じての供給にもねらいを定める。

次の手がある?