
地球深部探査船「ちきゅう」(海洋研究開発機構のホームページより)【拡大】
2018年3月期に債務超過(単体)に転落した電子機器メーカー、田淵電機(大阪市淀川区、東証1部)は6月25日、事業再生ADR手続を申請した。事業再生ADRは法的整理手続と異なり一般債権者の商取引債権は対象債権に含まれない。
今後は金融機関に元本返済の一時停止などを要請し、金融機関の合意を得て再生計画案の策定を目指していく。
◆洋菓子「ヒロタ」の運営会社は社長が事実上解任
さらにGC注記企業には、内部統制や企業統治に不安を抱える企業も散見される。
有価証券報告書の一部虚偽記載の疑いで証券取引等監視委員会から強制調査を受けたソルガム・ジャパン・ホールディングス(東京都品川区、JASDAQ)は6月27日、2018年3月期の有価証券報告書の提出が金融商品取引法に定める7月2日までに提出できず監理銘柄(確認中)に指定された。同社は東南アジアなどでバイオ燃料関連事業を行っている。
法定提出期限の1カ月以内(8月2日)に有価証券報告書を提出できなければ整理銘柄に指定され、上場廃止となる。
洋菓子「ヒロタ」などを運営する21LADY(東京都千代田区、セントレックス)は6月27日開催の株主総会で社長が事実上解任される事態が発生、経営の混乱が表面化した。