セイコーエプソン、部品の新工場を竣工

 セイコーエプソンは、2016年秋から建設を進めていた広丘事業所(長野県塩尻市)内の新工場を竣工(しゅんこう)した。今年度中の稼働を予定し、最先端のインクジェットプリントヘッドのコアとなる構成部品を生産する。将来は、現在同部品を生産している諏訪南事業所(同富士見町)を合わせて、生産能力を約3倍に拡大する計画。

 新工場稼働により中長期的に増加するプリントヘッド需要を支える生産体制を確立。大型プリンター向けのプリントヘッドの外販をグローバルで展開し、商業・産業領域でのデジタル印刷へのシフトを加速させていく。また、新工場は災害対策に優れた建物構造と設備を採用し、事業の継続性を強化している。