間接部門の働き方改革を後押し ビズテックス、クラウドRPA導入 (1/2ページ)

コビットの画面。難しいプログラミングの知識がなくてもソフトウエアロボットを作成できる
コビットの画面。難しいプログラミングの知識がなくてもソフトウエアロボットを作成できる【拡大】

  • インタビューに応じるビズテックスの嶋田光敏CEO=東京都港区

 日常のオフィスで必要な作業の一つに経費精算に関する伝票や請求書作成のための入力がある。決まった項目への入力なので一見すると楽そうにみえるが、意外に打ち間違いがあったりする。入力だけなので生産性が高い仕事とは言い難いうえ、月末などは多忙を極め、残業になりやすい。ソフトウエア開発のBizteX(ビズテックス、東京都港区)のクラウドRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)「cobit(コビット)」を使えば、こうした間接部門の働き方改革を後押ししてくれそうだ。

 RPAとは「パソコンの中にいるソフトウエア上のロボット」(嶋田光敏最高経営責任者=CEO)。パソコンで行っている判で押したような作業を自動的に行うソフトウエアロボットを作製し、それを使ってパソコンに仕事をさせる。

 ソフトの開発というと難しそうな世界と感じる人も少なくないが、コビットは、画面の指示に従って、2、3分ほど入力を続けるだけで、任意の役目を持ったソフトウエアロボットを作ることが可能だ。

 例えば、日々の株価の終値や競合店舗の製品の販売価格といったデータの入力などに役立つ。これらは日々の定型業務だが入力時にミスをしやすい。

 RPAの導入は簡単なミスを減らすだけでなく、処理も速くなり、必要であれば24時間作業を続けさせることもできる。「20分ほどの手作業入力なら、コビットだと4、5分で済む」(嶋田CEO)という。

続きを読む