
三菱ガス化学が福島県白河市に建設する植物工場の完成予想図【拡大】
三菱ガス化学は、化学品製造で培った環境制御のノウハウを保有する一方、食品洗浄に使用する過酸化水素や過酢酸製剤、食品を酸素劣化から守る脱酸素剤など、食品の安全・安心に関わるさまざまな製品を扱っている。植物工場の運営を通じて、こうした製品のニーズを正確につかみ、販売増に役立てる狙いもあるという。
一方、この分野には異業種参入が相次いでいるが、日本施設園芸協会の調査によると17年度は植物工場の実に45%が赤字だった。
赤字工場の多くは収穫量の安定などに課題を抱え、初期投資や電気代の負担が重くのしかかっているのが現状だ。このため三菱ガス化学は、野菜工場運営を手掛け、豊富なノウハウを持つファームシップと組むことで生産の効率化を進め、工場単独で利益を出せるようにする考えだ。