トヨタ、中国生産倍増を検討 20年代初頭に年200万台規模

「広州国際モーターショー」のトヨタ自動車のブース=2017年11月、中国・広州(共同)
「広州国際モーターショー」のトヨタ自動車のブース=2017年11月、中国・広州(共同)【拡大】

 トヨタ自動車が2020年代初頭に、中国での生産台数を年間200万台規模に倍増させる方向で検討していることが25日、分かった。トヨタは中国への本格進出が遅れ、競合するドイツのフォルクスワーゲン(VW)や日産自動車に販売台数で水をあけられてきた。生産体制を強化して巻き返しを図る。17年実績は114万台だった。

 中国全体の17年の新車販売は2900万台に迫り、9年連続で世界最大となった。2位米国の約1723万台を引き離し、3000万台の大台達成も視野に入る。

 現地企業との合弁会社が運営する工場を拡張するなどして生産能力を増強する。トヨタは中国で天津市や広州市など4カ所に完成車工場を持ち、主力車「カローラ」やスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」を生産している。

 17年のトヨタの中国販売は129万台にとどまる一方、VWは418万台、日産も151万台に達する。トヨタ幹部は現状について「中国は市場の成長に追いつくので精いっぱい」と漏らす。

 電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの電動車を含め車種を充実させる。20年までに10種類の電動車を投入して販売拡大を目指す。部品メーカーと協議し、電池やモーターなどの現地生産も増やす。