AGC、エレクトロニクス強化へ 米社事業を160億円で買収

 AGC(旧旭硝子)は26日、米部材メーカーのパーク エレクトロケミカル(ニューヨーク州)からプリント基板材料事業を買収すると発表した。買収額は約160億円で、エレクトロニクス事業の強化が狙い。

 パークは1954年設立で従業員数は約390人。2018年2月期の売上高1億1100万ドル(約122億円)のうち、AGCが買収するプリント基板材料事業は7100万ドル(約78億円)と6割以上を占める。同事業では、通信機器など向けにプリント基板材料「銅張積層板(CCL)」を開発・製造、米アリゾナ州やフランスなど4カ所に生産拠点を持つ。

 AGCでは、第5世代(5G)移動通信方式の普及に伴い、電気信号を送る際の伝送損失を抑えやすいCCLの需要が拡大すると判断。同社がCCLの絶縁体向けに供給するフッ素樹脂の拡販にもつながるとみて、事業買収を決めた。AGCは半導体部材の合成石英なども扱っており、販路の相互活用も検討していく考えだ。

 AGCは、7月1日付で旭硝子から社名変更した。