【キーポイント】伸縮素材で快適さ追求「スロギーゼロフィール」 トリンプ・河野智美さんに聞く

 トリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京都中央区)のブラジャー「スロギーゼロフィール」が好調だ。伸縮性のある素材を使用、身に着けているのを忘れるほどの快適さを強調する。売れ筋のベーシックタイプS・M・Lサイズが3024円。

 トリンプ・インターナショナルはドイツ発祥でスイスに本社を置いているが、この商品は日本で開発し、今年からは欧州、アジアなど数十カ国でも販売を開始。同じシリーズのショーツと合わせ、2013年以来400万枚を販売、下着としては異例のヒットだ。

 胸を整えるブラジャーは女性の身だしなみの一つだ。ただ、長時間着けていると窮屈に感じる人も多い。開発を担当した河野智美さんは「ブラジャーの機能は維持したまま、より快適にした新しい分野の下着をつくろうと考えた」と言う。

 生地の境目は糸で縫製せず、特殊な接着剤でつなげることで肌触りを良くした。窮屈さの原因になりがちなワイヤは付けなかった。「きつ過ぎず緩過ぎない、ちょうど良いフィット感を出すために試作を繰り返した」

 顧客は中高生から高齢層まで幅広い。長時間移動するとき、残業で遅くなるとき、ウオーキングなど軽い運動をするときなど幅広い場面で使われる。

 新しさを打ち出すために、色は一般的なベージュや黒だけでなく、明るいピンクやオレンジなど計17色をそろえた。「その日の気分によって違う色を使い分け、元気な一日のスタートに役立ててほしい」と話す。46歳。大分県出身。