ホンダ、営業益予想を上方修正 19年3月期 円安やコスト削減が寄与

決算について説明するホンダの倉石誠司副社長=31日、東京都港区
決算について説明するホンダの倉石誠司副社長=31日、東京都港区【拡大】

 ホンダは31日、2019年3月期の通期連結営業利益見通しを従来予想より100億円多い7100億円(前期比14.8%減)に上方修正した。洪水によるメキシコ工場の操業停止などにより、売上高見通しは下方修正したが、コスト削減などが利益を押し上げる。

 メキシコで6月に発生した洪水のため、主に米国に完成車を輸出する現地工場が稼働停止。11月を予定する操業再開までの間、生産ができない影響などにより、通期の四輪車販売台数を従来計画より9万台少ない528万5000台に下方修正した。このため売上高見通しは、従来予想比1500億円減の15兆4500億円(0.6%増)に引き下げた。

 営業利益に関しても、メキシコ工場停止による販売減や設備の修理費で500億円押し下げる影響が出た。原材料価格の上昇も200億円の減益要因となったが、これには米中の貿易戦争による関税引き上げや資材の市況高騰の影響が含まれるという。一方、為替が想定より円安ドル高傾向で推移していることや販管費削減などの効果がマイナス影響を上回り、上方修正につながった。最終利益予想も450億円多い6150億円(41.9%減)に引き上げた。

 同時に発表した18年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比8.4%増の4兆241億円、営業利益が11.2%増の2993億円、最終利益は17.8%増の2443億円と増収増益だった。