武田薬、非主力資産の売却進める

 武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長は31日、がんや消化器系など主力事業以外の資産について「なお売却を検討する」と説明した。欧州医薬品大手シャイアーの買収により財務悪化の懸念があるため、経営資源の選択と集中を急ぐ。

 武田は5月にシャイアー買収で合意に達した後、中国子会社を合弁相手の中国企業に売却すると発表。創業地の大阪市にある本社ビルの売却も検討している。ウェバー氏は決算を説明する電話会議で「まだ主力領域以外のものがたくさんある」と話した。

 31日に発表した2018年4~6月期連結決算は、最終利益が前年同期比46.0%減の782億円となった。前年に試薬子会社の株式売却益があった反動で落ち込んだ。売上高は0.4%増の4498億円だった。