スズキ4~6月期決算 営業益36.9%増で過去最高

決算発表するスズキの長尾正彦取締役常務役員(左)ら=2日、東京都港区
決算発表するスズキの長尾正彦取締役常務役員(左)ら=2日、東京都港区【拡大】

 スズキが2日発表した2018年4~6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比36.9%増の1164億円となるなど、各利益ともに同期として過去最高を記録した。

 主力のインドをはじめ国内外で利益率が高い小型車などの販売が伸び、円高の影響を吸収した。

 売上高も13.6%増の9874億円と過去最高を更新。利益面では、インドルピーなどに対する円高が利益を約40億円押し下げた。次世代車市場を見据えた研究開発費の増加や原材料価格の上昇も利益を圧迫したが、増収でカバーした。最終利益も31.3%増の859億円と過去最高だった。

 世界販売台数は、インドや国内向けが順調だった四輪車が16.3%増の86万2000台と過去最高を達成。二輪車も11.9%増の42万3000台を確保した。

 通期見通しは当初予想を据え置いた。ただ、都内で開いた決算説明会で長尾正彦取締役常務役員は「米中貿易摩擦の影響が新興国に波及するかをしっかりみたい」と、今後の国際情勢を注視する構えを示した。