ノーリツ、入浴事故軽減へ見守り機能 給湯・暖房システム事業強化

「ZEHの普及に貢献したい」と話すノーリツの楠克博執行役員
「ZEHの普及に貢献したい」と話すノーリツの楠克博執行役員【拡大】

 ノーリツは、空気の熱とガスによって効率的にお湯をつくる「家庭用ハイブリッド給湯・暖房システム」事業を強化する。既存モデルに、入浴事故の軽減を目指す見守り機能を追加。価格を据え置いて「ユコアHYBRID」というブランドで展開する。同社はシステムを5年前から販売、累計7000台の販売実績がある。新モデルの戸建て用は9月、集合住宅用は12月から販売を開始。合計で初年度8000台の販売を目指す。

 見守り機能の導入により、台所リモコンで入浴者の行動を確認できるようにした。具体的には浴室へ入ると台所リモコンのランプが白く点灯し、浴槽につかるとオレンジ色に変わる。また、浴槽につかっている時間を1分単位で表示する。

 同システムは給湯・保温に要する1次エネルギー消費量を、基準給湯器に比べて約44%削減できる点が売り物。ヒートポンプ技術を利用して外気の熱を取り込んで湯を沸かす「エコキュート」に比べても削減率は16ポイント程度上回っているという。

 国は住宅の省エネルギー対策を推進するため、「ZEH」(ゼッチ)の普及に力を入れている。現在の普及率は10%強で2020年までに50%に引き上げる計画を進めており、ノーリツの楠克博執行役員は「新製品で大きく貢献していきたい」と話している。

【用語解説】ZEH

 「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。住まいの断熱性・省エネ性を上げ、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、空調や給湯、照明といった1次消費エネルギー量の年間収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅を指す。