日帰りのレジャーや自動車の運転で万が一に備え、1日単位で加入できる保険が注目されている。必要な分だけ保険料を負担、コンビニで申し込みすぐに加入できるタイプが登場、イベントで熱中症になった場合の備えもある。
三井住友海上火災保険は4月から、1日単位でけがや損害を補償する「1DAYレジャー保険」の販売を始めた。
海や山に出掛けるレジャー全般と、ゴルフ、ハイキング、スキー・スノーボード向けの4種類があり、個人の保険料は補償に応じて500円と700円だ。スマートフォンや、セブン-イレブンのマルチコピー機でも加入できる。
これまでのレジャー保険は代理店で申し込み、急に決めても手続きが間に合わないことがあった。対象期間は1年間などと長期のものが多く、たまに出掛ける人は保険料に見合わないと敬遠しがちだった。
同社は「コンビニならば出発前に買い物のついでに加入できる」と、手軽さをアピールする。
レジャーのときだけでなく、休みに帰省し親や友人の車を借りて運転する人にとって、1日単位の加入で事故補償がある自動車保険はありがたい。2012年に「ちょいのり保険」の販売を始めた東京海上日動火災保険は5月から、全国のローソンの店頭端末で加入できるようにした。