AI投資判断、個人に広がる 金融関係各社が新規客囲い込み (2/2ページ)

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 岡三オンライン証券はベンチャー企業と連携し、同社の保有する日本株取引や株価、企業データなどのAI解析を始めた。11月からスマートフォンアプリなどの開発を進め、年内にも顧客別に最適化した投資アドバイスを通知できるなどのサービスを目指す。

 東京証券取引所などによると、2017年度の個人株主数は延べ5129万人で初めて5000万人の大台に乗った。今年からは少額投資非課税制度(NISA)の長期積立枠「つみたてNISA」が始まったことで、さらなる上積みも期待されており、各社は個人株主が投資を始めやすくなるようなサービスで需要取り込みを図っている。(佐久間修志)