ブロックチェーン、公文書管理などで活用期待 瞬時に改竄検知、安全を担保 (3/3ページ)

大分県竹田市とインフォテリアによるブロックチェーンを使った公文書管理の実証実験=7月25日、竹田市役所
大分県竹田市とインフォテリアによるブロックチェーンを使った公文書管理の実証実験=7月25日、竹田市役所【拡大】

 担当者は「BCの信頼性の高さが一番のメリット。対外的にポイントの改竄はまずないと説明できたのが良かった」。

 札幌市のIT企業、インディテールは、北海道をBCの先進地域にしようと「ブロックチェーン北海道イノベーションプログラム」という団体を作った。現在、自治体や金融機関、事業会社など約40組織が参加し、月例会やセミナー開催などで活発に活動している。

 日本全体で著しく不足している技術者の育成にも取り組む。坪井大輔社長は「付加価値の高い産業にして、東京から地方へのお金の流れを作りたい。BCに取り組む他地域とも連携していきたい」と語った。

【用語解説】ブロックチェーン

 仮想通貨の基盤技術で電子的に情報を記録する新しい仕組み。取引履歴といったデータを、特定のコンピューターが一元的に記録するのではなく、ネットワーク上にある複数の参加者のコンピューターで分散して管理する。次々に発生するデータをひとまとめに記録した「ブロック」を、鎖(チェーン)のようにつないでいくのが特徴だ。メリットとして(1)障害に強い(2)改竄が困難(3)管理者や仲介者が不要なため低コスト-といった点が指摘されている。