銀行系、個人データ利活用仲介へ 格付け情報、購買履歴など企業に提供 (1/2ページ)


【拡大】

 銀行やその系列企業が個人データを本人の同意を得た上で企業に提供するビジネスに乗り出す。みずほ銀行とソフトバンクが共同出資するJスコアは人工知能(AI)が判別した個人の信用格付けを10月から企業が利用できるようにするほか、三菱UFJ信託銀行は購買履歴などを企業に提供する「情報銀行」を来年にも事業化する。金融資産の管理ノウハウを生かし、新たな収益源の創出を狙う。

 Jスコアはフィンテックベンチャーで個人向け融資を手掛ける。スマートフォンのアプリに年収や勤続年数などを登録すると、AIが信用力を点数(スコア)化し、これに応じて金利などを優遇している。

 新たにこのスコアを6ランクに分け、提携企業が接触したいランクの個人にスマホなどを通じて情報配信できるようにする。サービスには語学学校など10社前後が参加する見通し。企業側は信用でランク分けされた顧客に接触でき、マーケティングがしやすくなる。

 三菱UFJ信託銀はスマホアプリを使って個人の購買情報や健康情報などを集約し、企業に提供する「情報銀行」ビジネスを始める。個人はアプリで提供先を選び、対価として企業からお金やサービスを受け取る仕組みだ。8月からは行員ら約1000人が参加する実証実験を始めた。

続きを読む