【株式ニューカマー】完全成果報酬型コンサルで急成長公約


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 □プロレド・パートナーズ佐谷進代表取締役

 経営コンサルティングを手掛けるプロレド・パートナーズは、顧客目線に立った完全成果報酬型ビジネスモデルで急成長している。7月27日には東証マザーズ市場に新規上場した。佐谷進・代表取締役は「今後5年以内に時価総額ベースで企業価値を10倍以上成長させる。達成できなかったら代表を退く」と公約している。

 --具体的にどのような経営コンサルティングをするのか

 「業務改善、発注業務の集約によるコスト削減、商品価格の再設定によるマーケティングのほか、不動産などの経営資源の効果的運用などを専門的な知見で分析する。約50人のコンサルタントは業界ごとの担当ではなく、コスト管理やマーケティングなど分野別の横割りのチームで対応している」

 --どういった強みがあるのか

 「業界を超えてチームを編成するのでノウハウを蓄積できる。また1年目の新卒社員にも仕事を任せるので、人材育成にも積極的に取り組んでいる」

 --業界では珍しい完全成果報酬制を導入した

 「前職で不動産ファンドのマネジャーだったときの体験が原点になっている。担当した商業施設に入居していた食品スーパーがリーマン・ショックの影響で撤退を検討したが、多額の違約金が発生してしまうため、他の赤字幅の少ない店舗を閉店した。このため地域の住民が買い物に困ることになった。コンサルティングを通し価値あるものを残し、それらに適正な対価を提供したいと思ったことから、完全成果報酬型ビジネスで起業しようと思った」

 --成果報酬型では経営が不安定になりがちだ

 「契約してから1年間は報酬が発生しないので、創業から数年は大変だった。一般的にコンサル業界は提案をしても検証することはないが、当社は常に検証することでサービスクオリティーを向上させている。また報酬が後払いで企業も利用しやすいことから、顧客数は150社超で毎月の売り上げは安定している」

 --上場目的と調達資金の使途は

 「信用と知名度を向上させるために上場した。まだ地方での認知度が低いので、これを機に市場を開拓したい。調達した資金は業務効率化のためのシステム投資に充てる」

 --今後の展望は

 「完全成果報酬型ビジネスの基盤ができて、これからは急成長を見込んでいる。2年以内を目途に東証1部市場への昇格を果たしたい」

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【プロフィル】佐谷進

 さたに・すすむ 東京芸大美術卒。2002年ジェミニ・コンサルティング・ジャパン・インク(現・PwCコンサルティング)入社。05年ジャパン・リート・アドバイザーズ入社。09年12月プロレド・パートナーズを設立し、現職。42歳。大阪府出身。

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【会社概要】プロレド・パートナーズ

 ▽本社=東京都港区芝大門1-10-11 芝大門センタービル4階

 ▽設立=2009年12月

 ▽資本金=11億3489万円

 ▽従業員=80人

 ▽売上高=14億3200万円(2018年10月期見込み)

 ▽事業内容=完全成果報酬型の経営コンサルティング