新規則遊技機の導入本格化 各メーカーから相次ぎリリース

 2月に施行された改正規則に対応した遊技機が続々発表されるなか、今秋より新規則機の導入が本格化していく。

 パチンコの新規則機で注目されるのが、設定を搭載した新機種だ。今回の規則改正でパチンコもパチスロ同様、最大6段階の設定を搭載することが可能になった。これにより、店舗での運用幅の拡大に加えて、来店客が「玉が出る」という感覚を持つことができる環境を積極的に作ることが可能になることがメリットとして挙げられる。

 8月下旬にはSANKYOの「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴW」が業界初の設定搭載パチンコとして市場に投入され、良好な初動データが確認されている。9月から10月にかけて他メーカーからも続々と新機種が市場に投入される中、今後はロングランを記録するヒット機種の登場が次のステージといえる。

 ヒット機種がいくつか登場するだけでパチンコホールの収益構造は大きく改善し、営業上の体力も増えるため、遊技客にとっても有利な条件が増えることになるからだ。

 一方、パチスロでは10月より改正規則に対応した6号機の導入がスタートする。業界初となるのは大都技研の「HEY!鏡」だが、新たなゲーム性やスピーディーな遊技を実現する人気シリーズ機に対するファンやパチンコホールの期待は高い。

 新規則遊技機では射幸性の抑制を最優先課題として掲げる一方、パチンコ・パチスロともにゲーム性の拡大に注力。各メーカーでこれまでにない魅力を持った遊技機の開発に余念がないなか、秋以降の遊技機市場の動向に注目される。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)