「CEATEC 2018」流通業界で初 ローソン参加 IoTに関する出展拡大

昨年のシーテックの展示風景=2017年10月、千葉市美浜区
昨年のシーテックの展示風景=2017年10月、千葉市美浜区【拡大】

  最新のデジタル家電やITの展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」の主催団体は21日、開催内容の概要を発表した。期間は10月16日から19日までで、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる。モノのインターネット(IoT)などの総合展示会への脱皮を進めており、2016年から3年連続でIoTに関する出展を拡大。今年はコマツ、ダイキン工業、ローソンなどが初参加する。

 ローソンは流通業界として初めての参加で、IoTや人工知能(AI)、ロボットなどを駆使した新しい買い物の方法を提案。コマツは、建設現場の安全性や生産性の向上をIoTを組み合わせて紹介する。

 昨年に続きメガバンクによる、ITを活用した金融サービス「フィンテック」の出展もある。三菱UFJフィナンシャル・グループは開発を進める独自の仮想通貨「MUFGコイン」の使い方を披露する。

 主催団体の一つ電子情報技術産業協会(JEITA)の広報担当者は「英、仏のベンチャー企業も参加するなど、海外からの出店も拡大しており、海外との連携もさらに高めたい」と話した。来場者数は16万人を見込む。