転職サイト「コグナビ」で日本を支える一助に フォーラムエンジニアリング取締役に聞く (1/3ページ)

「国内製造業の競争力強化のため、エンジニアにはエンジニア職に就いてほしい」と語るフォーラムエンジニアリングの石毛勇治取締役
「国内製造業の競争力強化のため、エンジニアにはエンジニア職に就いてほしい」と語るフォーラムエンジニアリングの石毛勇治取締役【拡大】

 エンジニアに特化した新タイプの転職サイト「コグナビ(cognavi)」。開発を指揮したフォーラムエンジニアリングの石毛勇治取締役FE紹介事業部事業部長に狙いや展望を聞いた。

 --コグナビを開発しようと至った背景は

 石毛「日本の就労人口は減少を続け、全産業で人手不足が進んでいる。人材市場の中で、当社が対象にしているエンジニア、いわゆる機械系・電気系の技術人材は非常にレアな人材だ。現時点で約64万人いるが、これはおおよそ就労人口100人に1人の割合しか存在せず、サービス業などと比べたらはるかに少ない。この人材をどう確保するのか。外国人労働者の受け入れも取り沙汰されているが、現実的には簡単ではない。そういう状況下にあって、希少価値の技術人材をいかに浪費せずに、エンジニアとして就業してもらうか、を真剣に考えた。現実には、技術系人材が他産業に流れることも珍しくなくなっている。エンジニアがエンジニアであり続けることを支援するのがコグナビの大きなコンセプトだ。派遣であっても正社員であっても本人が望む、または企業がリクエストしているのであれば、きちんとエンジニアとして働いてもらいたい。我々はコグナビで極端な収益を上げることを第一義には考えていない。この取り組みが技術立国日本を支える一助になれば、という志に大きな意義を感じている」

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