マツダ、ロータリーエンジンをEVに活用 発電して距離を延長 (2/2ページ)

電動化技術などについて説明するマツダの丸本明社長=2日午後、東京都港区(臼井慎太郎撮影)
電動化技術などについて説明するマツダの丸本明社長=2日午後、東京都港区(臼井慎太郎撮影)【拡大】

  • 電動化技術などについて説明するマツダの丸本明社長(左)ら=2日午後、東京都港区(臼井慎太郎撮影)

EVは電池でモーターを動かして走るが、利用者には電池切れへの不安が根強い。このため、同社は通常のEVのほか、電池切れが近づくとREによる発電でモーターを駆動させるモデルも投入する。藤原清志副社長は「航続距離は電池だけで走る場合のほぼ2倍になる」としており、1回の充電と給油で数百キロは走行できるようになる見通しだ。

 電動化をめぐっては、トヨタ自動車が37年をめどに全車種に電動車モデルを設定するほか、ホンダは42年に世界発売の3分の2を電動車とする目標を掲げる。マツダも電動化に踏み出すが、当面はモーターが補助的な役割を果たすマイルドハイブリッド車が中心となる見通し。また、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)や、エンジンで発電してモーターで走る方式のハイブリッド車にもREを活用する方向で準備を進める。

 REは自社商品への搭載だけでなく、技術供与でも可能性がある。トヨタは2020年代前半に実証する自動運転EVに、マツダのREを搭載する予定だ。電動化が焦点の一つとなる変革期をマツダが生き抜くために、REが重要な役割を果たす可能性がある。(高橋寛次)