シャープは1日、東芝のパソコン(PC)事業買収を完了したと発表した。シャープは「メビウス」ブランドでPCを手掛けていたが、2010年に撤退していた。買収を機に再参入する。
東芝の全額出資子会社でPC事業を手掛ける東芝クライアントソリューション(TCS、東京都江東区)について、シャープが約40億円で株式の80.1%を取得。残り19.9%は東芝が引き続き保有する。TCSの覚道清文社長は留任するが、会長(非常勤)にはシャープの石田佳久副社長が就任した。シャープは今年6月にTCS買収を発表していた。
シャープは買収後も「ダイナブック」ブランドを維持する方針。今後は親会社である鴻海精密工業(台湾)の調達力を活用してコスト競争力を高め、早期の黒字化を目指す考えだ。
一方、東芝は株式譲渡に伴い、18年度中に連結税引き前損益ベースで約11億円の売却損などを計上する見込み。