百貨店9月 台風・地震で4社前年割れ 売上高、免税売上高も減少

高島屋日本橋店
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 大手百貨店4社が1日発表した9月の既存店売上高(速報)は、全社で前年同月の実績を下回った。大型台風や、震度7を観測した北海道地震で臨時休業が相次いだことや訪日外国人客(インバウンド)の消費が落ち込んだことなどが響いた。

 高島屋が前年同月比3.2%減、大丸と松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングが1.7%減、三越伊勢丹ホールディングス(HD)が1.0%減、そごう西武は0.7%減となった。

 前年よりも休日の日数が多かったものの、台風などの災害に対応して臨時休業や閉店時間の繰り上げなどの措置を取ったことで売上高が減少。特に台風24号の直撃を受けた9月30日の日曜に営業時間を短縮したことなどが響いた。「29日までの集計なら前年比プラスだった」(三越伊勢丹HD)との声も聞かれた。

 台風21号で関西国際空港が被災し、インバウンドによる免税売上高も減少。高島屋が2016年8月以来の前年割れとなるなど、三越伊勢丹HDを除く3社で前年実績を下回った。ただ足元で「客足は回復している」(J.フロント)といい、各社は影響を一過性と判断している。