ファストリ、世界一に向け欧州で攻勢へ フェデラー選手の社会貢献を支援

記念撮影に応じるユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めるプロテニスのロジャー・フェデラー選手(左)とユニクロの柳井正会長兼社長=2日、東京都江東区
記念撮影に応じるユニクロのグローバルブランドアンバサダーを務めるプロテニスのロジャー・フェデラー選手(左)とユニクロの柳井正会長兼社長=2日、東京都江東区【拡大】

 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は2日、東京都内で傘下のユニクロとスポンサー契約を結んだ男子テニスのロジャー・フェデラー選手(37)とともに記者会見した。柳井氏は、フェデラー選手の財団がアフリカなどで進める社会貢献活動を支援していくと表明した。貧困で教育が受けられない若者・子供向けに教育プログラムを提供する。

 フェデラー選手は今年7月のユニクロとの契約発表以降、初の来日。記者会見で柳井氏はフェデラー選手に対し、「世界最高のテニスプレーヤーであるだけでなく、全人格的にも優れた人であり、われわれが進めようとする社会貢献と同じ方向性を持っている」と支援の理由を説明した。

 フェデラー選手は、ユニクロの支援に基づく社会貢献活動の皮切りとして「来年、日本でエキシビションマッチを開催し、子供の支援につなげていく」と語った。

 フェデラー選手との契約額は非公表だが、海外メディアによると、10年間で3億ドル(約341億円)に上るとされる。ユニクロは人種、国籍、性別を問わず、誰でも着ることができる「ライフウエア」コンセプトを展開し、アパレル世界一を目指している。

 日本やアジアでの販売では一定の成果を挙げているが、世界一に向け当面の課題は欧州市場だ。

 特にアパレル最大手で「ZARA」を展開するスペインのインディテックスや、スウェーデンのヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の牙城だけに厳しい。

 フェデラー選手が「ユニクロ」ブランドのウエアを着て活躍することを「追い風」に欧州市場で攻勢をかける考えだ。