47都道府県の地元ならではの味をポテトチップスで再現するカルビーのプロジェクトで4日、同社役員らが宇都宮市の栃木県庁を訪れ、今年の「栃木の味」を福田富一知事に報告した。
同社が昨年度から進めている「♥JPN(ラブジャパン)」プロジェクトで、昨年度の「しもつかれ味」に続く、今回の栃木の味は「いもフライ味」。いもフライは、蒸したジャガイモを串に刺してパン粉を付けて揚げる栃木県佐野市のご当地グルメ。甘めのソースをたっぷり付けるのが特徴で、同社の小泉貴紀(たかき)マーケティング本部長は「フルーティーなソースの味が決め手。ポテトとの相性がいい」と強調。同席した佐野市の岡部正英市長も袋を開けて、「香りがいい」と評価した。
同社でポテトチップスに使うジャガイモは北海道産が中心だが、栃木県産も契約農家から450トンを購入しており、福田知事は「栃木のジャガイモをもっと増やして」と要望した。
「ポテトチップスいもフライ味」は今年度の同プロジェクト第1弾となる16種の商品の一つ。関東を中心に8都県で29日から発売される。