2018 CRMベストプラクティス賞 大阪ガス、資生堂など14組

 顧客中心主義経営に向けて、CRM(企業が顧客と長期的な関係を築く経営手法)で成果を上げている企業・組織・団体を表彰する「2018 CRMベストプラクティス賞」(主催・CRM協議会=藤枝純教会長、後援・フジサンケイビジネスアイ)に、14組が選ばれた。

 特別賞「大星賞」は、大阪ガスの「エネルギー事業CRM活動実践モデル」が受賞。エネルギー使用データや接点履歴などを統合顧客データベースとして保有し、顧客ごとに適した検針時広告や会員サイトなどを通じて、CRM活動を高度化させたことが評価された。

 また、「フジサンケイビジネスアイ賞」には資生堂ジャパン コンシューマーセンターの「チャネル拡充によるVOC実施モデル」が選定された。従来の電話などに加え、LINE(ライン)やTwitter(ツイッター)公式アカウントにチャネルを拡充し、幅広い年齢層の声を収集・解析する仕組みを構築した。

 表彰式と受賞企業による講演会は10月23日に東京アメリカンクラブ(東京都港区)で行われる。

 賞の詳細は2019年3月に発行予定の「2018 CRMベストプラクティス白書」に掲載される。