【クラウドＷａｔｃｈ】中堅・中小企業も導入容易　ラック、自動セキュリティー監視提供

　ラックは、大手企業向けのセキュリティーアナリストによる監視サービス「ＪＳＯＣ　ＭＳＳ（マネージドセキュリティーサービス）」のノウハウを活用した自動セキュリティー監視システム「ＣｌｏｕｄＦａｌｃｏｎ（クラウドファルコン）」を新規開発し、提供を開始した。

　ＣｌｏｕｄＦａｌｃｏｎは、ＪＳＯＣ　ＭＳＳサービスで使用しているセキュリティー監視分析システム「ＬＡＣ　Ｆａｌｃｏｎ」をベースに、自動で高度かつ高品質なセキュリティー監視を実現するシステム。ＬＡＣ　Ｆａｌｃｏｎで開発してきた２０万を超える分析ルールに加え、ＪＳＯＣやサイバー救急センターなど、サイバー攻撃の最前線で得られる脅威情報から新たに生成される分析ルールを適用していく。また、ＡＩ（人工知能）を活用した分析ルール自動生成機能についても、２０１９年度からの対応を予定している。

　新サービスは、専門のセキュリティーアナリストの判断を必要とせず、高度で高品質なセキュリティー監視が可能になる。また、クラウド上の稼働とすることで、低価格でセキュリティー監視サービスを提供でき、中堅・中小企業の導入が進み、国内のセキュリティー対策の底上げが期待できるとしている。（インプレスウオッチ）