アンファーは昨年10月にいったん発売したものの、直後に説明書の効果、効能を示す図に不備が見つかり販売を中止。再発売は約10カ月後にずれ込んだ。価格も60ミリリットル入りで7223円(税別)と、同じ量で他の成分も配合した「X5プラス」より175円高い。
それでも同社によると、ネット通販とドラッグストア「マツモトキヨシ」11店に販路が限られているにもかかわらず反響は大きく、発売後1カ月の販売は計画を5割も上回ったという。10月には、マツキヨでの扱いを薬剤師のいる全店(約1000店)に拡大。その後は他のドラッグストアでも売り出して来年度にはリアル店舗の扱いを5000店まで増やす方針で、「20~30代の比較的若い層を中心に取り込む」と意気込む。
ミノキシジル配合の発毛剤はロートや加美乃素本舗(神戸市)も投入を検討中で、相次ぐ参入は価格破壊につながる可能性もある。このため大正製薬の山口部長は「市場が活性化する」と参入を歓迎する一方で、「脅威なのは確か」と警戒もみせる。