東京大学発ベンチャーのナノティス、4500万円の第三者割当増資を実施

 感染症即時診断デバイスの開発を手掛ける東京大学発ベンチャーのナノティス(東京都渋谷区)は、静岡キャピタル(静岡市清水区)が運営する静岡キャピタル7号投資事業有限責任組合、浜松ホトニクス、個人投資家に、総額約4500万円の第三者割当増資を実施した。ナノティスは資金調達により、デバイスの要素技術確立に向け、研究者や経営戦略を担う人材の採用を強化する。まず、インフルエンザを対象に発症直後から痛みの無い高感度検査を迅速・簡便に実施できるデバイス開発を目指す。将来は適用できる疾患を増やし、スマートフォンと連携したヘルスケアシステムの構築、疫学調査への応用などの多様なサービス展開を見込んでいる。