【株式ニューカマー】地方・中小のネット広告市場開拓を加速 イーエムネットジャパン・山本臣一郎社長 (1/2ページ)

イーエムネットジャパン山本臣一郎社長
イーエムネットジャパン山本臣一郎社長【拡大】

 インターネット広告事業を手掛けるイーエムネットジャパンは、韓国イーエムネット日本支社を前身として2013年に設立された。現在でも資本関係はあるが、業務上は独立して事業を営んでいる。ネット上での広告閲覧状況に応じて配信先や料金が自動的に更新される運用型広告で急成長し、9月21日に東証マザーズ市場に新規株式公開した。山本臣一郎社長は「地方・中小企業のネット広告市場を開拓していく」と語る。

 --事業の特徴は

 「顧客の3分の1が東京以外の中小企業だ。地方の広告代理店は、ネット広告の運用とノウハウが不十分で市場も未開拓なので、広告主から当社に出稿の依頼が寄せられている。ネット広告は閲覧数など成果が見えやすいため、効果を実感できると予算を伸ばしてもらえる」

 --上場の狙いは

 「ブランド力向上が大きな目的の一つだ。それにより優秀な人材を確保する。新卒採用に力を入れ、毎年10~15人程度を採用したい。調達した資金は人材採用のほか、教育研修費に充てる」

 --人手不足のため採用難で悩む企業は多い

 「当社も発足時から採用に苦労してきた。このため未経験者を社内で教育して育成している。2週間ほどの研修で現場に配属するのが業界では一般的だ。しかし、当社では約3カ月の研修期間をかける。この期間中にヤフーとグーグルの実施する認定試験に合格する必要がある。これに合格しないと本配属しないという社内ルールがある。こうすることで未経験者を戦力として育てる」

 --同業と比べての強みは

 「営業をして仕事を獲得すると、設定や配信といった運用のほか、分析まで1人の担当者が一気通貫で対応することだ。通常、営業、運用、分析はそれぞれの担当者が分業しているのが一般的だ。しかし、1人で担うことで顧客の要望を聞くとともに、きめ細かく対応して広告効果の最大化を実現している」

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