
デジタルハリウッド大学の杉山知之学長(左)から最優秀賞の表彰を受ける大洞博美さん【拡大】
ITやデジタルコンテンツの人材を育成する大学・大学院などを運営するデジタルハリウッド(東京都千代田区)は30日、原子力発電環境整備機構(NUMO)の協力を得て、高レベル放射性廃棄物の安全・確実な地層処分という国家的課題の周知につながる動画・ポスターの制作発表会「CREATIVE FOR THE EARTH」を開催した。
クリエーティブな視点から学生ら13チームが参加。人形劇を通じて問題の難しさを考えさせようとした映像を制作したSTUDIO渋谷受講生の大洞博美さんによる「キミは、どう思う?」が最優秀作品賞に選ばれ、賞金30万円を獲得した。
大洞さんは高レベル放射性廃棄物の処分場の必要性について「考え続けていくことが1番の結論」と話した。審査委員長を務めたデジタルハリウッド大学の杉山知之学長は、「避けてはいられない、知らないとは言えない大きな問題として考えていきたい」とコンテストの意義を訴えた。