塩野義が業績予想上方修正 インフル新薬の米承認弾み

 塩野義製薬は29日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を従来見通しより60億円増の3540億円に、最終利益も40億円増の1185億円に引き上げた。

 インフルエンザの新治療薬「ゾフルーザ」が今月、米国での承認を取得したことで、米国での販売提携先となるスイス製薬大手ロシュから契約金の追加支払いを受ける見通しとなった。

 ゾフルーザは錠剤を1回飲むだけで早く効果が出る新薬として、国内では今年3月に販売を開始。「タミフル」に続く新たなインフルエンザ治療の選択肢として期待されている。

 同時に発表した18年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比2.3%減の1682億円だった。ジェネリック医薬品(後発薬)の普及による販売減が響いた。最終利益は抗エイズウイルス(HIV)薬などのロイヤルティー(使用料)収入などが寄与し、15.0%増の578億円だった。