酒臭さ 糖質カットで抑制 月桂冠、用途発明の特許取得

月桂冠の「糖質ゼロ」
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 月桂冠(京都市)は、糖質をカットした日本酒は飲んでも息が酒臭くなりにくいことを発見し、9月に食品の「用途発明」として特許を取得した。今後は酒臭くなるからと敬遠する消費者に向けて、自社の日本酒「月桂冠『糖質ゼロ』」をアピールしていく。

 月桂冠の総合研究所は日本酒を飲んだ後で特に増える主な臭い成分が6種類あることを突き止めた。複数の人に「糖質ゼロ」と一般的な純米酒を600ミリリットルずつ飲んでもらい、飲酒から2時間後の呼気に含まれる臭い成分を調べると、6種類中5種類の臭い成分が半分以下になった。

 「用途発明」はある物の知られざる性質を見つけ、それが新たな使い道に適している場合に認められる特許で、特許庁が2016年4月の基準改訂で食品も対象とした。

 月桂冠は08年に糖質ゼロを発売。ダイエット志向の高まりを背景に、各メーカーも相次いで糖質を抑えた日本酒を商品化している。