ローソン、AIで店舗の照明・空調を節電 年間数億円規模の電気代削減

 三菱商事とローソンは30日、人工知能(AI)を活用した新たなシステムを使い、ローソンの店舗で節電する取り組みを始めたと発表した。既に東京都や神奈川県などにある約200店舗で展開しており、将来的に5000店に増やして年間で数億円規模の電気代削減を目指す。三菱商事とローソンが出資する電力小売会社、MCリテールエナジーがローソンの店舗に電力を供給する。MC社にあるAIが店舗ごとに最適な照明や空調を割り出し、店舗側に提案。店舗側は設置したタブレット端末で確認し、提案を受け入れるか判断する。

 ローソンは1店舗当たりの電力使用量を2020年度末までに10年度比で20%削減する目標で、太陽光パネルを約2000店舗に設置するなど節電を進めている。