コンビニ、コーヒーマシン競争過熱 自動化、抽出時間短縮…

来年度中に全店に導入予定のファミリーマートの新型コーヒーマシン=2日、東京都豊島区(柳原一哉撮影)
来年度中に全店に導入予定のファミリーマートの新型コーヒーマシン=2日、東京都豊島区(柳原一哉撮影)【拡大】

  • 「セブンカフェ」の新型コーヒーマシン(セブン-イレブン・ジャパン提供)
  • ローソンの新型コーヒーマシン(同社提供)

 コンビニエンスストア各社が、相次いでコーヒーマシンを刷新している。ファミリーマートは抽出方式を変更、セブン-イレブン・ジャパンはセンサーで注ぐ自動化マシンを発表。「ついで買い」が期待できるコーヒー販売は利益率が高く、各社は創意工夫で集客を競う。

 ファミマは2日、全面刷新した「ファミマスイーツ」を公開し、新型コーヒーマシンも改めてお披露目した。コーヒーは、味わいを高めるために抽出方式をエスプレッソ式からドリップ式に変更、メニューも最大で16種類に増やした。10月末までに約350店に導入済みで、平成31年度中に全店導入する計画だ。

 セブンも12月から、ブラックコーヒー専用のマシンを導入し、手始めに新店と改装店に設置。マシンの所定位置にカップを置くと、センサーがホットとアイス、レギュラーかラージカップかを自動検知し、適切に注ぐ。抽出時間が従来比で1割短くなり、大幅な時短を実現した。

 「マチカフェ」ブランドで展開するローソンも、コーヒー抽出時間を短縮化したマシンを開発。順次切り替え、33年度までに約1万4千店に導入する。