アステラス製薬、富山とつくばに新薬開発の施設

 アステラス製薬は、富山市と茨城県つくば市に新薬開発のための施設を設立する。細胞医療や遺伝子治療などを活用した研究開発能力を強化する。米国でも設備を増強する。

 富山市では、生産子会社の技術センターの敷地に「バイオ原薬棟」(仮称)を建設。治験用と商業用バイオ原薬の製造能力を増強する。地上4階建て、延べ床面積約8000平方メートルで総工費は約100億円。2019年9月に完成する予定だ。

 つくば市には「マルチ治験薬棟」(同)を建設。新薬の上市までの期間短縮を図る。地上2階建て、延べ床面積約1800平方メートルで総工費は約50億円。19年3月の完成を目指す。